韓国語通訳の形態

韓国語通訳の方法には、大きく分けて、同時通訳、逐次通訳、ウィスパリング通訳の3種類があります。

同時通訳

話者の話を聞くとほぼ同時に韓国語または日本語への訳出を行う方法。韓国語同時通訳者は、会場の一角に設置されたブースに入り、その中で作業を行います。韓国語同時通訳者の声はブース内のマイクを通し、聴衆のイヤフォンに届きます。韓国語同時通訳作業は非常に重い負荷を通訳者に要求するため、2人ないしは3人が同時にブースに入り15分程度の間隔で交代します。場合によっては、時にはブース内の控えの通訳者が、単語の提供など訳出の協力もする場合もあります。「講演者の方が発言されるのとほぼ同時に通訳を聞きたい」、「3カ国以上の言語に直す必要がある」、「スピーカーの人数が多い」、「大規模な国際会議やシンポジウム」、「会議をスピーディーに進めたい」場合に向いています。

同時通訳は、第2次世界大戦後のナチス戦犯を裁く裁判において、時間を節約するために始められた、比較的歴史の浅い通訳形態です。

欧米の諸言語の間においては、語順を入れ替えずに、単語を置き換えるだけで通訳をすることが出来る部分が大きいため同時通訳も比較的容易ですが、日本語とその他の言語の場合には、語順を入れ替える必要があるため、同時通訳は、かなり困難です。例えば、「英語を話す」は、speak(話す)+English(英語)として、前後を逆にする必要があるため、通訳者は、後ろの部分が現れるのを待つため、通訳が遅くなります。さらに、待っている間、前の部分を記憶している必要があります。しかも、この間、スピーカーは、休み無く話し続けているのです。

ウィスパリング通訳

「話者の話を聞くとほぼ同時に訳出を行う」という点では、同時通訳と同じです。ただし、韓国語通訳者はブース内ではなく、韓国語通訳を必要とする人間の近くで聞き手にささやく程度の声で韓国語通訳をします。韓国語同時通訳では、ヘットフォンを通して話者の声を聞くのに対して、ウィスパリング通訳では、韓国語通訳者が話す自分の声やその他の音がノイズとなるため、高品質な韓国語通訳を行うのは困難です。高価な通訳設備の用意を用意することの出来ない場合や、企業内の会議などで使用される事が多い形態です。「同時通訳ほどのクオリティは求めないが、スムーズに会議を行いたい」、「小規模のミーティングで通訳を聞かれる人数が少ない」場合に向いています。

高度な能力が必要な韓国語通訳としては、同時通訳をイメージする人が多いと思いますが、実際には、ウィスパリング通訳の方が、より難易度が高いと当社では考えています。

逐次通訳

話し手が話した内容を、一文ごとに通訳します。話し手と韓国語通訳者が交互に話すので、実際の会話内容の2倍程度時間がかかりますという欠点はありますが、韓国語通訳の正確性は最も高い形態で、また、すべての韓国語通訳者が対応できます。「時間にゆとりを持ってご予定されている案件」、「スピーカーの人数が少ない小規模のミーティング」、「予算をおさえたい」場合などに適しています。




韓国語通訳の形態

タイ文字の歴史

大昔には、タイ民族には文字がなかったと考えられています。現在のタイ民族の祖先に当たる民族は、以前は中国の南部に住んでいましたが、次第に南に移動して現在のタイ国に至り13世紀頃に、当時の先進的な民族であったカンボジア人やモーン族から文字を受け入れたと考えられています。カンボジア人やモーン族自身は、南インド地方から文字を受け入れました。